舌と発音とタンギング (トランペット)
テーマは「口腔 × S-Rタッチ」
今後始まるS-Rタッチの3日コースの体験会として今回開催したのですが、予想以上に多くの方が遠方より参加して頂きました。
ST・PTさん、助産師さん、歯科医師さん、保育士さんなど22名(+ベビー2人)。
南風さんの美味しいランチ会から始まり、
3時間の講義&ワーク。
ちょっと早い夏祭りみたいな1日でした♪
難しい内容も多かったと思いますが、
参加者皆さんに自分のタッチの変化を感じて頂けたのではないでしょうか(*´ω`)
今回はトランペットやサックスなどの楽器を持参してくれた受講者もいたので貴重な体験ができましたね♪
口腔外からの舌の調整法を応用すると、発音だけでなくトランペット演奏時のタンギングが一瞬で安定します(*´ω`)1秒です
タンギングって舌の高度な機能を要求されますが、
難易度か高い分、力みやすいんです。
出来ないことを頑張ってやろうとする程、力んで出来ない。
かといってリラックス~と言われても難しい(*´ω`)ヨネ
口腔外からの舌調整法は、無意識に入るその「舌の力み」を一瞬でとります。
結果的に技術の習得スピードが格段に速くなるんです。
中学で吹奏楽やってた時に知りたかったと良く言われます。
タンギングだけでなく、
・吹奏楽で上手く演奏できない
・他の人より習得に時間がかかる
という方は多いと思いますが、きちんと解剖学的に原因分析し、効果的な介入をしていくと意外とすぐ解決する場合もあります。
とくに舌の使い方に問題がある場合は、上手く出来ない状態で反復練習するより、
舌の調整をしてから練習すると数年分の時間短縮になると思います。
どこかの楽団と組めたらホント楽しいだろうなと思った1日でした。
声のお仕事をされている方にもぜひ体験して頂きたいです♪
さぁ、これから始まる3日コースでタッチを磨いていきましょう♪
(大牟田3日コースは既に定員一杯です)
古賀さん一家総出でランチ会から研修の準備までして頂き大変ありがとうございましたm(_ _)m
今後も日本の子どもたちのために頑張りましょう♪
次は富山の研修と福岡の平山さんコラボ研修ですね(*´ω`)
奥住啓祐
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どのセミナーを受講したらいいの?
こんにちは奥住啓祐です。
今年度より急にセミナーの数が増えたので、私はいったい何から受けたらいいのやらという声もあり整理してみました(*´ω`)ソリャソウダ
現在、募集しているのは
・S-Rタッチセミナー(大牟田、浜松)薬院も近いうちに募集始めます。
対象:言語聴覚士を含む食べること、話すことに関わる専門職。
・STセミナー(福岡、名古屋、東京)
対象:言語聴覚士(他の職種の方は要相談)
の2つになります。
2つのセミナーで行う実技のベースはどちらもS-Rタッチになりますが、セミナーの対象が異なります。
STセミナーでは言語聴覚士の臨床に即した内容を中心に展開していきます。特に今年度は、一度の介入における評価-介入-再評価のプロセスにおける、より具体的な評価内容の講義も入れていく予定です。
臨床における効果的な介入につながる評価-介入-再評価の思考習慣を身につける事と、S-RタッチのレベルⅠを習得する事を最初の目標としています。
その後はスキルアップセミナーなどで、その方の習得レベルに応じて臨床における思考プロセスの確認や、S-Rタッチのレベルアップを行っていいきます。しかし現在スキルアップ研修は福岡でしか行っておらず(個人的には名古屋や東京でもしたいのです。)、他の地域のSTさんの中には再度STセミナーを受講されたり、瞬間発音調整会など他の研修に参加しながらレベルアップされていく方もいらっしゃいます。
STセミナーなど再受講される場合は習得状況に合わせて、次のレベルのS-Rタッチの指導も個別に行っていきます。
S-Rタッチの習得において大切な要素の一つは、「繰り返し反復して実際にタッチを受ける」ことになります。だからこそ、タイミングが合う時は積極的に研修依頼など頂けたら嬉しいなと思います。
来月ST学会で富山に行きますが、土曜の午後に赤ちゃんに関わる専門職向けの研修を依頼して頂きましたが、こういう依頼は結構嬉しいです♪
さてS-RタッチセミナーもSTセミナーも全体の位置付けとしては基礎になります。
この基礎の習得期間は人によって差はありますが、セラピスト人生の中で時間をかけてでも習得する価値があると考えています。
ちなみに最短でステップアップされた方では、2回目にお会いした時に、口腔外からの舌の調整と内喉頭筋の調整を習得されたSTさんもいらっしゃいます。
さすがにこのケースはレアと思いますが(*´ω`)
S-Rタッチは「特定のタスクにおける動きの質」を改善する事を目指しています。
それを発音に応用すると瞬間発音調整へと繋がりますが、その他にも楽器演奏やスポーツ分野へも応用可能です。
おそらく多くの言語聴覚士さんが「口腔外からの舌の調整法」や「瞬間発音調整」に興味を持たれていると思います。
当初、簡易版の口腔外からの舌調整法の習得会を始めに行うことも考えたのですが、手技としての効果が大きい分、押さえておく必要のあるリスク面と、それに伴い習得する必要のある手技などもある事が分かり、応用編として位置づけることにしました。
応用編としての舌への介入、内喉頭筋への介入などを行っている全国STさんから頂いた臨床での効果も研修の中でお伝えしていきたいと思います。
それでは研修当日、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています♪
奥住啓祐
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STセミナー募集開始
こんにちは言語聴覚士の奥住啓祐です。
先日募集を開始したS-Rタッチセミナーですが、大牟田も浜松も定員まであと僅かだそうです。(もしかしたらキャンセル待ちになっているかも)
浜松会場はすぐに定員となり、少し定員枠を増やしましたがもうすぐ埋まりそう。
薬院で開催予定の助産師さんとのコラボセミナーも募集開始3時間程でキャンセル待ちとなり、急遽同じ内容の研修を別日に追加しましたが、そちらも2日かからず現在キャンセル待ちとなっています(*_*; ハヤイ
なんと大牟田の研修に九州外から申し込みがあったり、浜松の研修に関西や東北地方からの申し込みがあるなどとても驚いています。
今年からスタートしたS-Rタッチ。
今回は半分以上は小児に関わっている専門職の方に申し込みいただいています。
皆さんのタッチがどんどん進化していくのを楽しみにしています♪
さてSTセミナーも受付を開始していきます。
まずは東京、名古屋の募集からスタートします♪
早いもので今年でSTセミナーも6年目。
これまで多くの言語聴覚士の方にご参加頂きました。
去年から内容を大きく変更しまして、
引き続き今年も臨床における原因分析について内容を深めつつ
実技では皆さんが臨床で行っている「触れる」という事の質を高めていきます。
2日間の研修が終わった頃には研修前とは全然違うタッチになっていると思います。
さて、摂食嚥下障害や構音障害に対するリハビリテーションでは、
頭頸部が受ける「全身からの影響」も考慮しながら評価及び訓練を行う必要がある事の研究を続けてきました。
学校で学んだ解剖学だけでは上記知識は得られず、
言語聴覚士が身体全体から摂食嚥下障害や構音障害を捉え、
PTやOTと協力しながらリハビリテーションを行う事が重要であり、
SEO財団の「言語聴覚士向けの研修」ではその知識と技術を習得して頂きます。
多くの方が日々の訓練の仕方について疑問に持ち、 試行錯誤しながら悩んでいます。
○過去5年間のセミナー開催を通して分かった、 経験年数に関係なく、多くのSTが抱える悩み ・構音障害患者に対して教科書的な訓練を行ってきたが、手応えをあまり感じにくい状態だった。(9年目ST) ・「声がかすれるから声を出す練習」「呂律不良感があるから発音の練習」だけでよいのか悩んでいた。(13年目ST) ・頭頸部の筋力トレーニングや頸部のストレッチ等の局所的なアプローチでは効果が感じられにくい。 (6年目ST) ・頸部が伸展していたり、筋肉が固い方に対して、頭頸部に対するストレッチや指圧だけで限界を感じていた。(3年目) 「セミナー受講後の声」 ・介入の効果が短時間で出た事に驚いた。胸より上だけでなく少しは体全体が見られるようになった。(13年目) ・体全体をみて、訓練前のコンディショニングに目を向けるようになった。(5年目) ・様々な部位から「発声、口腔器官の動きやすさ」まで影響を受ける事を実感でき、驚いた。(6年目) ・アプローチの効果を自分の体で感じながら、「考え方」の練習をいっぱいできたことで、評価していく視点が明確になった。(6年目) ・セミナーが始まり、一瞬で自分の声が変わった事に驚いた。自分の中に無かった新しい考え方やアプローチの仕方ばかりで、初日はパンクしそうだったが、2日目の受講が終わる頃には、自然と自分の中で府に落とす事ができた。(3年目) |
|
何を学べば良いのか
ここ数年、言語聴覚士向けの技術セミナーも増えてきましたが、上記の様な悩みを抱える方に今必要なのは手技だけではなく、「評価の考え方」です。
ここで言う「評価」とは、普段皆さんが行っている、AMSDや嚥下機能評価において、
何かしらの機能低下が認められた場合、その原因を掘り下げ、分析していく事ができる専門的スキルを指します。
要するに「ムセ」の原因、「嗄声や呂律不良感、舌の機能低下」の原因など、現象が起こっている原因の評価をするための基本的な考え方を学ぶ事が重要になります。
手技を覚える事も大切ですが、前提となる基本的な考え方(評価)が抜けていると、望む結果が得られなかった場合に思考が中断してしまい、他の手技を探し続ける事になります。
そして次に大切なので、相手の反応を引き出す「タッチ」です。
S-Rタッチのセミナーでもお伝えしていく事ですが、
とてもソフトなタッチで相手に触れていきながら、相手の今の得意な動きのパターン、苦手なパターンを評価していきつつ、構音や嚥下に対して上肢や下肢などからの影響がどの程度あるのかみていきます。
このタッチは今後応用編でお伝えしていく口腔外からの舌調整法や内喉頭筋の調整、表情筋の調整などの土台となるものです。
小児、高齢者関係なく応用可能な、相手の反応を引き出すタッチをぜひ習得しましょう♪
「STセミナーの内容」
(座学3時間、実技7時間)
・ 介入に繋がる評価とは ~評価-介入-再評価~
一度の訓練時間の中で評価-介入-再評価を何回繰り返していますか?
・「触れる」ということ
・ 相手の反応を引き出す「手」を伝授
セラピストとして一生物の手を作っていきます。
・ 刺激と反応
実技は「触れる」というシンプルな介入方法の質を高めていきつつ、
全身へ応用していきます。
今回は頸部への介入、上肢への介入を中心に練習を行いつつ、
実際に参加者の発声、構音への介入も行っていきます。
●評価を行うための実技を中心に行います。
ヨガマットかバスタオルをご持参下さい。
「今回の到達目標」
① 原因分析の考え方を、AMSDの結果を 掘り下げる事で説明できる。
② 上肢、下肢、体幹などに触れ、摂食嚥下機能のベースとなる呼吸機能や頭頚部の状態を評価できる。
③ 専門性を活かしたポジショニングの評価ができ、他職種に説明ができる。
④効果的なタッチを行うための考え方が理解できる。
東京会場 残り4名
日時:平成30年7月7日、8日 10:00~16:00
開催地:秋葉原駅近く
名古屋会場 キャンセル待ち
日時:平成30年8月25日、26日 10:00~16:00
開催地:久屋大通り周辺
その他、大阪、沖縄も開催を予定しています。
また募集を開始する時は告知します。
講師:奥住啓祐 言語聴覚士、介護支援専門員、認定調査員
SEO財団 保健福祉部門 健康推進課 主任
国際医療福祉大学を卒業後、回復期、生活期(デイサービス、訪問)など経験し、現在はSEO財団で医療・介護分野の調査研究、研修などで活躍中。
研修等実績
・言語聴覚士のためのSTセミナー(2012年より全国で開催)
・STセミナー受講者のためのスキルアップ研修
・自律神経を整えるレゾナントセラピー
・口腔外からの舌調整法を応用した瞬間発音調整
・小児歯科をされている歯科医院のための発音、嚥下の評価、介入について
・社会福祉法人の職員むけ研修(嚥下、失語、記憶)
・九州中央病院スマイルネットワーク 在宅での摂食嚥下障害への対応
参加費:32,400円(税込み)
去年STセミナーに参加された方は27,000円(税込み)
対象:言語聴覚士(その他の職種の方はご相談ください)
定員:先着10名
過去、経験年数1年目~17年目までの言語聴覚士の方に参加頂いています。
(申込み先)
① 名前 ②職種と施設名 ③経験年数
④当日連絡が取れる電話番号
を記入の上、
タイトルに「会場名」(福岡会場など)を記載し
までご連絡ください。
今年はSTセミナー以外での講師活動も多数予定しているため
各地域でSTセミナーの開催は一度のみの予定です。
地域によっては数年後の開催となる可能性もあります。
ぜひこの機会に御受講ください。
また実技を中心に行うため定員10名と少なく設定しています。
お早めに申込みされることをお勧めいたします。
奥住啓祐
☆どのセミナーを受講するか悩んでいるSTさんは、
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研修予定
こんにちは奥住啓祐です。
ようやく今年度の前半分の研修日程が出来てきました。
年度末にかけて法人の引っ越し作業が入り、予定より大分押してしましました。
今回は個別にご依頼頂いている研修や他のスペシャリストな方とのコラボでのセミナーなど、去年までとは違った研修スタイルのものも多いです。
本格的には7月から各研修が始まっていきますが、今月も社会福祉法人の職員向け研修、来月は自治体職員の方向けの研修などを控え、楽しく準備を進めています。
講師活動を始めて6年目になりますが、今までは基本的に自分で主催してのセミナーがメインでした。それがこうやって徐々にいろんな方に呼んで頂けるようになったのは嬉しいことです。
今年も全国飛びまわる予定でして、
今のところ福岡(薬院・大牟田)、大阪、愛知(名古屋)、静岡県(浜松)、沖縄、東京に行く予定です。(札幌、鹿児島にも行きたかったな。どなたか呼んでください♪)
これ以外にもオープンに募集しない研修もいれると上海なども入ってくるかも。
さて今年の研修内容としては
・言語聴覚士のためのSTセミナー
・スキルアップセミナー(これは過去にSTセミナーなどの研修受講された方向け)
この二つは去年までも開催していましたが、今年はこれとは別に新しい内容の研修を追加しました。
・瞬間発音調整体験会
・食べること、話すことセミナー(瞬間発音調整実践会)
この2つはまさに「これぞSTのための研修」と私自身考えています。また地域で赤ちゃん、子どもさんのお口の問題と日々向き合われている歯科の先生や助産師さん、保育士さんにもお役に立てる内容だと思います。
口腔外からの舌の調整法などなどを応用しながら、発音や飲みこみの問題をその場でどんどん評価し、介入していきます。おそらく参加者の中で話しやすくならない方はいないのでは?っていうくらいの内容です。
・S-Rタッチセミナー 基礎編(level.Ⅰ~Ⅲ)、応用編
去年からSTセミナーでお伝えしている「動きの質を変えるタッチ」。これをSTさん以外にも教えてほしいという事で、STセミナーからSTの要素をそぎ落として、純粋にタッチについてお伝えします。
STセミナーにも瞬間発音調整にも繋がる、一番土台となるセミナーです。口腔外からの舌の調整法の基本にもなります。開催地は今のところ、ご依頼頂いている浜松と福岡(大牟田、薬院)ですが、その他の地域でも開催の希望がありましたら相談してください。
・自律神経を整えるレゾナントセラピー(福岡のみ)
こちらはもう少し秘密にしときます笑
・歯科医院向け(主に小児歯科)の食べること話すこと研修
歯科医院での個別研修になります。複数の医院で一緒に開催することもできます。それぞれの医院での課題や要望を伺い、それに合わせた研修内容を提案させて頂きます。
といった感じです
今年は歯科の先生や地域で母子のケアをされてる助産師さんなどからも多くの研修開催の希望を頂き、これまで開催していなかった地域での開催も決まりました。
その内の一つが浜松での「S-Rタッチ」セミナーになります。
浜松では助産院大地の山口香苗さんに協力頂き7月28日29日の2日間で開催します。
そして2か所目が福岡県の大牟田です。こちらでも「S-Rタッチ」を予定してます。
大牟田では助産師の古賀ひとみさんに協力頂き開催が実現しました。
6月10日に口腔に関する研修とS-Rタッチのプレセミナーを行い、
その後、8月19日、9月16日、10月7日の3日間コースで開催します。
そうそう大牟田の6月10日の研修ではトランペットやフルート、ホルンなどの楽器を持参される方もいらっしゃるとの事で、私自身とても楽しみにしています。口腔外からの舌の調整法を応用していくと、発音だけでなく上記の楽器の音色もその場で変化するんですよ♪
そして福岡は7月22日にスペシャルなコラボセミナーを開催予定です♪
ただこの記事を書き終わる前に7月22日の薬院の研修は募集開始3時間くらいでキャンセル待ちになってしまい、大牟田の3日コースもあと数名でキャンセル待ちになるそうです。
浜松もだいぶ遠い地域からの申込もあってるそうでして、初開催楽しみにしています。
さてSTセミナーも日程の最終調整中です。
今のところ7月7日・8日の東京は確定しましたが、こちらも既に多数問合せ頂いており、早めに募集締めきりとなる可能性があります。
その他の地域含め、今週の金曜日18時頃に受付開始しますのでもうしばらくお待ちください。
まだまだ今年度後半の予定はこれから作っていきます。
研修依頼などまだ受付中ですので気軽にご相談ください。
ご相談はこちらまで
st.keisuke48@gmail.com
タイトルに「30年度研修について」と記載の上ご連絡ください。
奥住啓祐
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音声配信スタート♪
これまで文字での情報配信を中心に行ってきましたが、
今月より「note」というアプリで音声配信を始めました♪
配信時間も毎回5分以内と短めなので、気軽に聞いて頂けると思います♪
今のとこと3つの音声を配信しています。
今後の配信もお楽しみに(^^)/
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歯科医院さんでの研修スタート!
こんにちは奥住啓祐です。
去年までは私が主催で研修を行うことが多かったのですが、今年度は研修をご依頼して頂く事がとても増え、そのための準備を進めています。
今年は新しく、浜松、そして福岡県の大牟田での研修がスタートします♪
先日はご依頼の研修の一回目ということで、福岡県で小児歯科をされている歯科医院さんへ、食べること、話すことについて実技を交えながら講義を行いました。
皆さんと一緒に発音の際の舌の動きの効率性を評価し、特に顕著な非効率な話し方をしている方を数名ピックアップして頂き、その場で介入していきました。
一般的な介入といえば口の体操や非効率な発音の練習を行っていくかと思いますが、
私の場合は「口腔外からの舌の調整法」などを応用しながら、発話している時の舌、舌骨上筋群の緊張をダイレクトに良い状態に整えていきます。
どんどん変化していく話しやすさ、飲込みやすさ。
食べること、話すことに関する悩みが大きい方ほど介入後の変化に驚かれます。
実際に研修後の診療でも発音に悩みを抱える子どもさんの話しやすさがその場で変化して驚いたと報告して頂きました。
こうやって食べること、話すことについて評価、効果的な介入が出来る歯科医院さんが増えると助かる方がたくさんいるでしょうね♪
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新しい出会い、そして新しい手技
言語聴覚士の奥住啓祐です。
gene主催の統計ソフトRについての研修に参加するため、週末は東京に行ってたのですが福岡同様に肌寒くかったですねー。
統計の研修に参加する前夜は、Skype勉強会の仲間である歯科医師の先生がいろいろと声掛けをして頂き、歯科衛生士、看護師、言語聴覚士などお口のプロの方々とお食事会&瞬間発音調整会をしました。
始めてお会いする方、Skype勉強会で私の声だけ聴いた事がある方、STセミナー受講生など集まり、楽しくお食事しながらも、来ていただいた方々の口腔顔面の評価を行い、一人一人介入を行っていきました。
今回メインで見ていったのは母音と表情筋。
私の場合は口蓋化構音という機能性構音障害があったので、自分がどの様に話しているか気にしていますが、食べること、話すことに関して顕在的な問題がなければ、どの様に口が動いているかなんて意識することはまずないでしょう。
さて母音といえば「あ、い、う、え、お」ですが、音の違いを作る要因の一つに舌の位置変化があります。それぞれの母音を発音する際に、舌の位置がどの様に変化するかを感じながら発音してみましょう。
各母音ごとに、舌がどの様な位置変化をするかは決まっているのですが、中には基準とは全然違う舌の動き方で発音を学習されている方がいらっしゃります。今回集まった方にもあてはまる方がいましたね。
予想以上に発音の戦略にバラツキのある日本語の発音。明らかな嗄声などの聴覚印象、話すときの表情筋の緊張がある方もおり、話しにくくないのかなと疑問に思うことも多いのですが、その方にとっては、ずっとその話し方であり、それがその人にとって普通なので、これまで機能的な問題として意識に上っていない場合も多いです。
皆さんとお互いの顔、声、食べ方を見比べていくと、少しずつ「あれ?これって何か違和感を感じるな」と徐々に気付きはじめ、さらに実際に介入していくと、「やっぱり発音する時のあの表情筋の緊張はサインだったんだ」と確信に変わっていきます。
「このくらいの口の動かしにくさって誰でもあると思ってた」
「年齢のせいだと思っていた」
そんな思い込みが自然と溶けていき、笑顔も増えていきます。
もしかしたら脳血管疾患による発音の問題がある方の中にも、病前から発音の仕方が非効率な方がいらっしゃるかもしれませんね。
(参考記事:正常という思い込みからの脱却 - 言語聴覚士 奥住啓祐)
さて今回の東京の旅の途中に急遽Twitterでメッセージを頂き、統計研修が終わって飛行機の時間までの間、素敵な声優さんとお話する機会を設けて頂きました。始めてお会いしたというのに、美味しい誕生日プレゼントまでありがとうございました。
さすが声優さん。とっても素晴らしい声で終始お話をされていたのですが、驚いたのは10年前に録音していた話し声を聞いた時です。もちろん10年前も素敵な声なのでが、今目の前にいる方とは別人のような声。声優を目指して相当努力されたんだなぁというのを感じました。
いろいろお話をしている中で、私自身とっても大切な気付きがありました。その気付きからまた新しい手技がうまれそうです。
今年も全国でセミナーを行いますが、口腔についての研修では、舌をあげる意義と舌を下げる意義という内容も入れてみようと思います。
それでは今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんの臨床に繋がる良い気付きがあれば幸いです♪
奥住啓祐
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