~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

自律神経と摂食嚥下障害?

昨年から自律神経や

自律神経の整え方について学びつつ

 

これまで学んできた事との統合や

今後の発展について考えていました。

そんな中、j−stageでこの様な文献を発見。

 

「頭側挙上位の姿勢管理が自律神経機能や嚥下機能に与える影響」

対象 健常男性8名

ベッド上での姿勢管理の有無によって、

自律神経機能の数値やRSSTの飲み込みやすさに与える影響をみる。

 

 

姿勢管理ありでは自律神経機能全般の活動を示すSDNNやTP

副交感神経を反映するRMSSDやHFが高値を示し、

高値ほど交感神経が優位である事を示すLF/HFが低値を示したことから

管理あり条件の方が自律神経機能全般の活動は促進しているなかで、

交感神経神経は低値を示し、副交感神経機能は向上する傾向にある。

頭側挙上位の姿勢管理が自律神経機能や嚥下機能に与える影響

 

私も加速度脈波計を用いて

健常者に対して

徒手的な自律神経調整の前後で

自律神経機能や循環機能が変化する事は経験してますが、

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確かに

姿勢を変えるだけでも

呼吸のしやすさは大きく変わるので

良い姿勢でいると

自律神経機能の数値が変わるのは納得。

(ここでいう良い姿勢とは外見的な良い姿勢とは限りません)

 

摂食嚥下障害を抱える方のポジショニング

STセミナーでも最初に説明しますが、

言語聴覚士として

なぜそのポジショニングが良いのか

様々な視点から

説明出来るようにしたいですね。

 

私自身、自律神経機能と摂食嚥下障害の関連について学んでいき

臨床にいかしていければと思います。

 

 

☆今年も3月、5月に言語聴覚士のためのSTセミナーを開催します。

今回、開催場所は福岡、東京、沖縄。

(詳細決まり次第ブログにて報告します。)

少人数での開催のため興味がある方は早めにご連絡ください。

[受講者の声 9年目ST]

構音障害のある方に対して、教科書的な訓練を行っていましたが、良くなりきらない方が多く、あまり手応えを感じにくい状態でした。

今回のセミナーは自身の考え方ががらりとかわる内容でした。すぐにでも臨床に試したい内容で明日からの仕事が楽しみになりました。

自分自身の声や姿勢が変わった事、自身の腹部を意識できた事、もっと体の動きや変化に意識を向けなければならないこと、視点が変われば様々なアプローチがあることなどの事を実感できました。

 

 

◇今日の中国語

「 今天 的 晚饭 是 什么?」

  jīntiān de wǎnfàn shì shénme

  (今日の晩御飯はなに?)

「咖哩饭」

    kālīfàn

   (カレーライス)

「好像 很 好吃!」

  hǎoxiàng hěn hǎochī

  (美味しそう!)

 

 

奥住啓祐

言語聴覚士 メンタルヘルスII