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言語聴覚士 奥住啓祐

言語聴覚士のための STセミナー講師

タッチ→共感→そして体が動きだす

タッチ 観えかた

今回は私自身の思考の整理

なのでちょっとマニアックな話。

 

きっかけは昨年,師匠に伝授してもらったエネルギーを

私なりに言語聴覚士のリハビリの臨床にて活用できるよう試行錯誤したのが始まり

 

それは徐々に形になり、

結果も良い印象であるのだが

ここで疑問がわいた。

 

それを行っている時に

相手と私の相互になにが起こっているのか

 

それを私なりに考え始めたのが始まりでした。

 

はたしてこれは

自動運動なのか他動運動なのか

随意運動なのか不随意運動なのか

(この時点で意味不明です)

 

今回の話は

話すこと、飲み込むことと

一見関係ないようですが

高い抽象度でみれば関連してくる話

 

セラピストなら誰しもあたりまえに行う

 

「触れる」こと

 

触れるといっても大変奥が深く、

常に探求の連続

 

触れるさい、あなたはどのような情報をキャッチしているでしようか。

もしくはあなたの五感それぞれが、

どのような情報にチャンネルを合わせているでしょうか。

 

意識して合わせているチャンネル

無意識に合わせているチャンネル

様々だと思います。

 

最近、富田昌夫先生の論文を好んで読んでいて

その中でも5つめに読んだ論文の中に

とても興味深い言葉を発見。

 

「誘導の中には相手を変えるだけでなく、セラピストが相手を真似、相手に近づく部分もなければ共感のできる協調構造を自己組織化することはできない。セラピストが陥りやすい過ちは、誘導して自分が正しいと思い込んでいる"ある形"に整えようとするあまり、他動的な修正や力による強制になってしまい共感のレベルに達してないことである。」

引用:運動障害と環境適応、理学療法科学16(3):145-150.2001

 

これは施術の時だけでなく

人との関わりにおいても大切ですね。

この文章を読みながら

過去の体験を想起することに

 

「共感」

STセミナーでお伝えしている評価に関するとてもシンプルな考え方のほかに、

私自身ずっと鍛錬してる感覚的な方法もあります。

その感覚は現在進行形で変化しており

(どのような感覚の変化があったかはセミナーでお聞きください♬)

 

現在の感覚に至る過程のなかで

 

相手の方が痛みや違和感を感じるところと、同じところに私も違和感を感じ、

施術のなかで、その問題が解決されたタイミングで私自身も楽になる」

 

という時期もありました。

今振り返ると、共感レベルのタッチのほんの入口だったのかなと解釈しています。

 

ちなみに昨年の私の感覚は

痛いポイントに指おくと、原因のポイントまで体を四方巡りながら線が伸びるような感覚です。

 

構音障害による呂律不良では、その音を発音してもらってる時に、舌からラインを伸ばすことも。

 

例えばそのラインの伸びた先に触れると

舌の緊張が安定したり、声質や音の歪みに変化が見られたりします。

 

例えるとライジングインパクトのシャイニングロードみたいな感じ

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(自然治癒力)

師匠のエネルギーを徒手療法に取り入れていく中で、

 

相手に触れると、自然と筋活動が起こり始めるようになってきました。

(これが謎なんです)

 

もう少し具体的にいうと

反応が良い方の場合

触れたら、その瞬間にいろんな身体部位が

触れられている方の意図に関わらず動き始めます。

 

この現象をどの様に言語化したらよいか悩んでたんですが

これを体感し、上肢を動かす際の違和感がなくなった理学療法士さんが

「これは自動運動を誘発するタッチですね」と

とても分かりやすく表現(全然疑問は解決してませんが)

 

そういえば病院勤務時代、

腋下から肩甲骨を誘導する際に「肩甲骨が動きたい方向へ」という指導が度々でてきたんですが、

 

これも関連してくるのでしょうか。

 

相手に触れることで

自動運動が誘発され

その運動に逆らわず阻害せず

私自身もともに動く

 

徐々に連動して動く範囲が広がり

大きな動きになる方

重心移動が始まる方

体が暖かくなる方

足踏みを始める方

歩き始める方

 

などなど反応は様々

 

はっきりしてるのは引用にもあった

セラピストが 「自分が正しいと思い込んでいる"ある形"に整えようとする。」

という意識で触れると上記のような反応は起こらないということ。

 

相手に触れるということ

とても奥が深いこと

私自身これからどのように変化していくか楽しみです。

 

1年後の私がこの記事を読んだら

この時の感覚も入口だったと

きっと思うでしょう。

 

 

 

☆3月、5月に福岡、東京、沖縄で

言語聴覚士のためのプロフェッショナルSTセミナーを今年も開催予定です。

5年目の今年はどのような内容になるでしょう♬

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 (ST受講者の声 13年目 言語聴覚士)

私自身、疲れてくるとむせたり、飲み込みにくく舌骨上筋群の硬さが辛かったのですが、2日間のセミナーが終わる頃には、硬かった緊張も緩み、楽になりました。

臨床では以前から、〇〇が出来ないから〇〇の訓練をすることに疑問を感じていました。セミナーを受け、少しは胸から上だけでなく、体全体を見れるようになったのでは。体の事に関心がもてたのでは?PT.OTとも話ができるかな。

また効果が短時間で出たことは驚きました。人数もちょうど良く、先生が丁寧にまわって教えてくれたことも良かったです。

 

◇今日の中国語

呼吸

hūxī

(英語 breath /bréθ/)

呼吸は日本語も中国語も同じ漢字

もちろん読み方は違います。

 

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奥住啓祐

言語聴覚士 メンタルヘルス

 

全国でセミナーや講演も行ってます。
28年度
言語聴覚士の為のSTセミナーを
福岡、東京、愛知で計12回
社会福祉法人の職員向けセミナー3回
パーキンソン病 家族会での講演
・九州中央病院 スマイルネットワークでの講演
・中国 上海市の方に対する嚥下、疾病予防に関するセミナー