~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

今年度、初研修は摂食嚥下障害につて

聴覚士の奥住啓祐です。

先日より今年のSTセミナー福岡会場について申込みを開始しています。

詳細は以下よりご確認ください。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

さて今年度最初の講演を先日行わさせて頂きました。

二部構成の研修で

私が摂食嚥下障害について話した後

主治医意見書についての研修という構成でした。

 

今回は訪問看護ステーションで活躍されている

看護師、PT,OT

そしてケアマネージャーや認定調査員の方が対象で

 

「摂食嚥下障害に影響する因子」

様々な視点からお話しさせて頂きました。

 

例えば現在関わっている利用者さんに摂食嚥下障害がなかったとしても、

フレイルサルコペニアという視点でみた場合、

 

PTさんなどの介入で自宅での引きこもり状態から、

屋外に出ることが可能となること事態が

その方にとっての社会性の向上であったり

生活の広さや豊かさの向上につながり、

将来のフレイルやサルコペニアの予防となっている可能性があるのではないでしょうか。

 

一見関係ないように思える事柄であっても、

知識として知ったうえで

チームで共有し、

臨床の中で上手く関連づけができると、

 

アセスメントの視点が広がり

チームで協力して介入できると考えます。

 

 

 


言語聴覚士ブログランキングに参加してます。
画像をクリックして頂けると嬉しいです。


言語聴覚療法ランキング


 
今年も全国で
言語聴覚士のためのSTセミナーを今年も開催予定です。
5年目の今年はどのような内容になるでしょう
 
(STセミナー予定)
5月20日、21日 福岡県

st-keisuke.hatenadiary.jp


他決まり次第公開していきます。
 
(ST受講者の声 13年目 言語聴覚士)
私自身、疲れてくるとむせたり、飲み込みにくく舌骨上筋群の硬さが辛かったのですが、2日間のセミナーが終わる頃には、硬かった緊張も緩み、楽になりました。
臨床では以前から、〇〇が出来ないから〇〇の訓練をすることに疑問を感じていました。セミナーを受け、少しは胸から上だけでなく、体全体を見れるようになったのでは。体の事に関心がもてたのでは?PT.OTとも話ができるかな。
また効果が短時間で出たことは驚きました。人数もちょうど良く、先生が丁寧にまわって教えてくれたこと、先生のスピリチュアル的な話が聞けたことも良かったです。
 
(6年目 言語聴覚士
セミナー受講前は筋を触ることに抵抗があった。PTさんと患者さんについて議論する自信がなかった。身体と声、嚥下の分析ができないことなど困っていた。
今回、まず「考え方」の練習をいっぱい出来たことで、評価していく視点が明確になった。また効果を”自分の体”で実感出来たことは期待以上でした。
 
[ 9年目ST]
構音障害のある方に対して、教科書的な訓練を行っていましたが、良くなりきらない方が多く、あまり手応えを感じにくい状態でした。
今回のセミナーは自身の考え方ががらりとかわる内容でした。すぐにでも臨床に試したい内容で明日からの仕事が楽しみになりました。
自分自身の声や姿勢が変わった事、自身の腹部を意識できた事、もっと体の動きや変化に意識を向けなければならないこと、視点が変われば様々なアプローチがあることなどの事を実感できました。
 
奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルス
 
過去開催したセミナー
・STセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症
・デイサービスの職員向け研修 (サービスの質向上のためには)

訪問看護ステーションの職員向け研修(摂食嚥下障害)
・訪問STについて
・疾病予防について
・自律神経の見える化の意義
・自律神経調整法について
パーキンソン病と摂食嚥下障害