~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

〔私の臨床〕PTさんと一緒に介入

言語聴覚士の奥住啓祐です。

先日は福岡で開催された訪問リハビリテーション協会主催の認定基礎研修会に参加してきました。

制度の事やリスク管理などやはりもっと勉強しないといけないなと改めて感じた二日間。

2日目のワークショップでは他の事業所のPTさんやOTさんとのグループワークで

リスク管理について様々な情報交換ができ、良い学びとなりました。

一方で63人ほどの参加者の中でSTさんの受講者が3人だったのは残念だなーと思いました。

在宅で頑張っているSTさんといろいろ情報交換ができたらいいですね!

 

来年は北九州で学会が開催されるので、なにか発表できたらと思います。

 

 

 

さて、日頃私はデイサービスや訪問でのリハビリテーションを行っているのですが、

最近、PTさんと一緒に介入することが多々あり、かなり良い学びになっています。

 

休憩時間に利用者の方について話し合うのも大変勉強になるのですが、

実際に2人で介入を行い、

リアルタイムに評価ー介入ー再評価を繰り返していきながら

どこから介入したらより良いのか見極めていきます。

 

自分の足や手から伝わる感覚情報、視覚情報などをふる活用し、

良くない反応が出ないように気をつけながら、

刺激に対する反応を引き出していくのですが、

一人だとどうしても見逃している反応もあります。

2人いたらかなりの範囲をカバーできます。

 

その時に重要なのは

やはり変化を評価できることだと思います。

 

 PTさんが下肢に刺激を入れたときに

その瞬間、上部体幹や頭頸部にどの様な影響が出ているかを捉え

捉えた反応をPTさんにフィードバックしていきます。

 

頭頸部に良い影響がでた時は

さらにそこから頭頸部の選択的な反応を引き出したり

発声や構音のTASKを提示したりしてさらに評価していきます。

(動的な中での介入は難しいので私自身鍛えられています。)

 

もしくはPTさんが背側から上部体幹に対して刺激を入れている時には

腹側から下肢を含めた体全体の反応を評価します。

 

そうやっていき

PTにとってもSTにとっても共通の課題が身体面で見えてくと

より連携して介入が行えると考えています。

 

これを読んでいるSTさんで

なかなかPTさんが介入しているとこに一緒に入っていくのが難しいという方は

 

他のセラピストさんが介入しているときに

ちょっと頭頸部の状態や

声の印象など気にしてみるだけでも

良い発見があるかもしれませんよ♫

 

 

 

 

 

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私も訪問やデイサービスでの初期評価時に活用させて頂いている

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各会場の申込み受付はLINE@登録者から優先的に受け付けを行います。
 
(STセミナー予定)
5月20日、21日   福岡県     終了

7月1日、2日    大阪      残り10名
8月19日、20日   場所検討中

9月2日、3日    愛知県     残り8名

9月30日、10月1日 札幌(未確定) 受付準備中

10月14日、15日  仙台(未確定) 受付準備中

1月27日、28日  沖縄(未確定)  受付準備中
  

詳細は下記の記事をご参照ください。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

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5年目の今年はどのような内容になるでしょう
 
(STセミナー予定)

 
(ST受講者の声 13年目 言語聴覚士)
私自身、疲れてくるとむせたり、飲み込みにくく舌骨上筋群の硬さが辛かったのですが、2日間のセミナーが終わる頃には、硬かった緊張も緩み、楽になりました。
臨床では以前から、〇〇が出来ないから〇〇の訓練をすることに疑問を感じていました。セミナーを受け、少しは胸から上だけでなく、体全体を見れるようになったのでは。体の事に関心がもてたのでは?PT.OTとも話ができるかな。
また効果が短時間で出たことは驚きました。人数もちょうど良く、先生が丁寧にまわって教えてくれたこと、先生のスピリチュアル的な話が聞けたことも良かったです。
 
(6年目 言語聴覚士
セミナー受講前は筋を触ることに抵抗があった。PTさんと患者さんについて議論する自信がなかった。身体と声、嚥下の分析ができないことなど困っていた。
今回、まず「考え方」の練習をいっぱい出来たことで、評価していく視点が明確になった。また効果を”自分の体”で実感出来たことは期待以上でした。
 
[ 9年目ST]
構音障害のある方に対して、教科書的な訓練を行っていましたが、良くなりきらない方が多く、あまり手応えを感じにくい状態でした。
今回のセミナーは自身の考え方ががらりとかわる内容でした。すぐにでも臨床に試したい内容で明日からの仕事が楽しみになりました。
自分自身の声や姿勢が変わった事、自身の腹部を意識できた事、もっと体の動きや変化に意識を向けなければならないこと、視点が変われば様々なアプローチがあることなどの事を実感できました。
 
奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルス
 
過去開催したセミナー
言語聴覚士のためのSTセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症
・デイサービスの職員向け研修 (サービスの質向上のためには)

訪問看護ステーションの職員向け研修(摂食嚥下障害)
・訪問STについて
・疾病予防について
・自律神経の見える化の意義
・自律神経調整法について
パーキンソン病と摂食嚥下障害

・刺激に対する反応 ~タッチの質向上~