一歩ずつ着実に前へ
今年に入って私がお手伝いしている訪問看護ステーションに入職されたSTさんが
すごい勢いで成長されているのを感じます。
初めは一緒に訪問し、
介入している所を見学してもらっていても
何を見たら良いか分からないという常態でしたが、
ここ最近は私の介入によって目の前で
リアルタイムに変化していく呼吸や声の常態をしっかり評価できるようになっています。
まず「評価ができる」という目標が達成できそうですね。
維持期であっても
介入による何かしらの変化はすぐに起こるので
評価ー介入ー再評価をその場で行いながら
介入の効果を評価できないと
どれだけテクニックを覚えても
それを行う意味が分からなくなり、
すぐ使わなくなるでしょう。
他の方の介入場面での刺激による反応を捉えられ、
そして自分の体で、刺激に対する反応を体感できるようになったら
自分が介入している時に帰ってくる反応を捉える練習だと思います。
(実際は同時進行ですが)
STセミナーで様々な地域のセラピストさんに「評価」について尋ねると
1ヶ月おき、もしくはもっと長いスパンで行うAMSDなどの検査は挙がりますが、
自分が介入しているその時に評価する指標を持っていない方が多いと感じています。
それでは1単位や2単位の中での
評価ー介入ー再評価は行えません。
最近よく「丁寧に」という言葉を使います。
相手に触るときは丁寧に
手を離すときも丁寧に
原因分析する時も丁寧に
毎回のリハビリテーションを丁寧に行っていきましょう♫
来月は前回のSTセミナーを受講された方向けのフォローアップ研修が福岡であります。
皆さんが一ヶ月でどの様な進化をとげ
またどの様な課題にぶつかったかを共有し
さらに一歩前に進むためのキッカケになればと思います。
一緒に働くSTさんも増えたらもっとおもしろいでしょうね!
STセミナーのLINE@を作りました♫
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○紹介
私も訪問やデイサービスでの初期評価時に活用させて頂いている
荒木謙太郎先生のスクリーニングテスト「STAD」をまだご存知ない方はこちらからどうぞ!
⇒ STAD公式ホームページ - 言語障害スクリーニング STAD
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今年も全国で
言語聴覚士のためのSTセミナーを今年も開催予定です。
各会場の申込み受付はLINE@登録者から優先的に受け付けを行います。
(STセミナー予定)
5月20日、21日 福岡県 終了
7月1日、2日 大阪 残り10名
8月19日、20日 場所検討中
9月2日、3日 愛知県 残り8名
9月30日、10月1日 札幌(未確定) 受付準備中
10月14日、15日 仙台(未確定) 受付準備中
1月27日、28日 沖縄(未確定) 受付準備中
詳細は下記の記事をご参照ください。
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5年目の今年はどのような内容になるでしょう
(STセミナー予定)
(ST受講者の声 13年目 言語聴覚士)
私自身、疲れてくるとむせたり、飲み込みにくく舌骨上筋群の硬さが辛かったのですが、2日間のセミナーが終わる頃には、硬かった緊張も緩み、楽になりました。
臨床では以前から、〇〇が出来ないから〇〇の訓練をすることに疑問を感じていました。セミナーを受け、少しは胸から上だけでなく、体全体を見れるようになったのでは。体の事に関心がもてたのでは?PT.OTとも話ができるかな。
また効果が短時間で出たことは驚きました。人数もちょうど良く、先生が丁寧にまわって教えてくれたこと、先生のスピリチュアル的な話が聞けたことも良かったです。
(6年目 言語聴覚士)
セミナー受講前は筋を触ることに抵抗があった。PTさんと患者さんについて議論する自信がなかった。身体と声、嚥下の分析ができないことなど困っていた。
今回、まず「考え方」の練習をいっぱい出来たことで、評価していく視点が明確になった。また効果を”自分の体”で実感出来たことは期待以上でした。
[ 9年目ST]
構音障害のある方に対して、教科書的な訓練を行っていましたが、良くなりきらない方が多く、あまり手応えを感じにくい状態でした。
今回のセミナーは自身の考え方ががらりとかわる内容でした。すぐにでも臨床に試したい内容で明日からの仕事が楽しみになりました。
自分自身の声や姿勢が変わった事、自身の腹部を意識できた事、もっと体の動きや変化に意識を向けなければならないこと、視点が変われば様々なアプローチがあることなどの事を実感できました。
奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルスⅡ
過去開催したセミナー
・言語聴覚士のためのSTセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
・社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症)
・デイサービスの職員向け研修 (サービスの質向上のためには)
・訪問看護ステーションの職員向け研修(摂食嚥下障害)
・訪問STについて
・疾病予防について
・自律神経の見える化の意義
・自律神経調整法について
・パーキンソン病と摂食嚥下障害
・刺激に対する反応 ~タッチの質向上~