~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

喘息はきついですね。⇒アプローチしてみました。

言語聴覚士の奥住です。

今日も朝から訪問⇒デイサービス⇒訪問と夜まで頑張りました。

 

途中、スタッフの方が喘息でキツそうだったので徒手的に施術を行うことに。

 

座位で姿勢保持に過剰動員されている筋をゆらゆらと重心移動と共に緩めながら

胸郭や胸椎、頸椎の柔軟性を高めていきます。

 

柔軟性を高めるといっても

こちらの刺激に対してゆらゆら体が揺れ始め

上肢の運動や頭頸部の回旋、屈曲運動が誘発されてきたので

それに併せて私も感覚入力を続けながら相手の体の動きについていきます。

 

ただこの動きについて行くのが難しい。

相手の反応に合わせながら、

相手の体の周りを行ったり、きたり

だんだん相手の柔軟性を高めるための介入なのか

私自身の股関節の柔軟性トレーニングをしているのか?

と不思議な感覚になりつつも

 

そのときに、ふと想いだしたのが

STセミナーの受講生が実技練習をしている時に

 

例えば頭頸部の回旋運動を引き出していて、

「あ、ここまでしか回旋しないかな?」と思っていたら、

私が施術者の方に触れ、

施術者側の肩の力が抜けたとたん

相手の可動域がスッと増えるのを経験された方がいらっしゃいましたね。

 

相手の可動域の問題と思っていたら

実はセラピスト側の問題だった。

そんなことが実は臨床でも起こっている可能性があります。

 

まずは心も体もセラピスト自身が変化する。

臨床で相手に触れている時も

どんどん自分から変化していけると

おもしろい変化がみられるかもしれませんね。

 

 

喘息で苦しんでいたスタッフさんも

徐々にキツい咳もおちつき、

声のかすれも減ってきて楽になったようで良かったです。

 

 

 

 

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○紹介

私も訪問やデイサービスでの初期評価時に活用させて頂いている

荒木謙太郎先生のスクリーニングテスト「STAD」をまだご存知ない方はこちらからどうぞ!

 ⇒ STAD公式ホームページ - 言語障害スクリーニング STAD

 

 

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今年も全国で
言語聴覚士のためのSTセミナーを今年も開催予定です。

各会場の申込み受付はLINE@登録者から優先的に受け付けを行います。
 
(STセミナー予定)
5月20日、21日   福岡県     終了

7月1日、2日    大阪      残り10名
8月19日、20日   場所検討中

9月2日、3日    愛知県     残り8名

9月30日、10月1日 札幌(未確定) 受付準備中

10月14日、15日  仙台(未確定) 受付準備中

1月27日、28日  沖縄(未確定)  受付準備中
  

詳細は下記の記事をご参照ください。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

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(ST受講者の声 13年目 言語聴覚士)
私自身、疲れてくるとむせたり、飲み込みにくく舌骨上筋群の硬さが辛かったのですが、2日間のセミナーが終わる頃には、硬かった緊張も緩み、楽になりました。
臨床では以前から、〇〇が出来ないから〇〇の訓練をすることに疑問を感じていました。セミナーを受け、少しは胸から上だけでなく、体全体を見れるようになったのでは。体の事に関心がもてたのでは?PT.OTとも話ができるかな。
また効果が短時間で出たことは驚きました。人数もちょうど良く、先生が丁寧にまわって教えてくれたこと、先生のスピリチュアル的な話が聞けたことも良かったです。
 
(6年目 言語聴覚士
セミナー受講前は筋を触ることに抵抗があった。PTさんと患者さんについて議論する自信がなかった。身体と声、嚥下の分析ができないことなど困っていた。
今回、まず「考え方」の練習をいっぱい出来たことで、評価していく視点が明確になった。また効果を”自分の体”で実感出来たことは期待以上でした。
 
[ 9年目ST]
構音障害のある方に対して、教科書的な訓練を行っていましたが、良くなりきらない方が多く、あまり手応えを感じにくい状態でした。
今回のセミナーは自身の考え方ががらりとかわる内容でした。すぐにでも臨床に試したい内容で明日からの仕事が楽しみになりました。
自分自身の声や姿勢が変わった事、自身の腹部を意識できた事、もっと体の動きや変化に意識を向けなければならないこと、視点が変われば様々なアプローチがあることなどの事を実感できました。
 
奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルス
 
過去開催したセミナー
言語聴覚士のためのSTセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症
・デイサービスの職員向け研修 (サービスの質向上のためには)

訪問看護ステーションの職員向け研修(摂食嚥下障害)
・訪問STについて
・疾病予防について
・自律神経の見える化の意義
・自律神経調整法について
パーキンソン病と摂食嚥下障害

・刺激に対する反応 ~タッチの質向上~