~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

「評価-介入-再評価」の実践

名古屋でのSTセミナーが終了しました。
毎日、各地域の受講生からメールが届き、
私自身そのメッセージから気付いた事を返しています。
 
そうやって気付きのやり取りをする中で、
おもしろい発見がたくさんあるんです♪
 
STセミナーで大事にしているのはシンプル
 
「評価‐介入-再評価」
 
これだけ聞くと今更なにをと思われる方も多いでしょうが、
1カ月ごとに実施する検査ではなく、
毎回の介入の中で行う「評価-介入-再評価」のことです。
 
例えば、セミナー後に
これまでやっていた頸部のストレッチを行う前後に頸部前面筋のトーンの評価をしてみると、トーンを緩めたかったはずが、介入直後の評価でトーンが高くなっていたと気付いたそうです。
 
視点を変えて、座位バランスへの介入を実施し、再度頸部前面筋のトーンを評価すると、トーンが緩んでおり、喉頭の動きが良くなり、結果的に咽頭残留の改善につながったと報告してくれました。
 
もちろんCVAの場合、頭頚部の麻痺による問題はりますが、
頭頚部が受ける様々な影響を考慮し、
どこから介入するのがより効率が良いかを、
広い視点で考えていけるといいですね。
 
昨夜も病院で働くST課の管理者の方が福岡の事務所に来られ、
自分の体で「評価-介入-再評価」をしながら声や体の変化を体感してもらいました。
 
その中で、病院のST課として
全身から頭頚部の事を見ていくことをPTさんやOTさんたちにも了承を得て、
「みんなで取り組んでいく」との話を聞いてとても嬉しく思いました。
 
大学病院のお医者さんからも
私のアプローチ法に関心をもって頂いており、
これから一緒に面白いことができるかもしれません。
 
また最近PTさんからもアプローチ法について興味をもって頂く方が増えており、
何かしらの形でお伝えする機会をつくれたらと考えています。
 
前へ進みたいと思ったその瞬間から
一歩一歩前へ進んでいきましょう。
 
 STセミナーの札幌会場は受付終了したため、
現在申し込み可能なのは仙台会場になります。
 
また年明けに沖縄での開催を予定しています。
 
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
 
 

 奥住啓祐

 

 

 

 

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