~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

口腔機能の発達不全を自分の事として考えてみる。

あっという間に2月になりましたが、

先月末は2回目となるSkype講義をさせて頂きました。

今回もとっても楽しくあっという間の2時間半でしたね♪

 

参加して頂いたのは歯科医師の先生、歯科衛生士、助産師、言語聴覚士理学療法士さんなど30人くらいの専門職の方(^^♪

 

テーマは

「食べること、話すこと 舌への影響、舌からの影響」

~楽に、自由に、効率よく~

 

健常者と言われる方であっても、

「獲得する口腔機能」には、ばらつきがある事が様々な研究からわかっています。

 

特に最近、赤ちゃんや子どもさんの口腔機能の発達不全が問題視される中、

 

既に大人になっている私たちの口腔機能は、問題なく発達できているのでしょうか。

 

まず今回は、口腔の発達の問題を自分事として考えていけるように、

発音する時の舌の効率性を皆さんで評価していきました。

 

実際に、発音する際の舌の動きの効率性を評価していくと、

非効率な舌の使い方をされている事に多くの方が気付かれます。

 

まずリラックスしている時はどうか?

そして開口時の効率性、母音、持続発声、子音

またバランス戦略時の評価、分析をしていくと、

自分の話すときの特徴が見えてきます。

 

実際に食べること、話すことの実践研修を行っていくと、

その場で非効率な舌の使い方は改善されていきます。

 

実際の舌への介入方法は、居酒屋さんで出来るくらいシンプルですが、

評価や分析していく力はずっと磨き続けていく必要があります。

 

コツコツ継続していくと確実に成長していき、

去年のSTセミナーから継続して学びに来てくれてるSTさんは、

ほんとに「半年前と比較しても別人のような臨床になった」と話してくれています。

 

さて、口腔器官への介入を受けた方の中には、

健常者であっても嚥下や発音に関して、

長年いろんな悩みを抱えていた方もいらっしゃいます。

 

たとえば、

呂律がまわりにくく、舌が邪魔だと思っていた方や、

話していると声が嗄れてしまうという方、

ムセてしまうという方、

 

そんな悩みが、その場で一瞬で変化することもあります。

もちろん変化する部分、変化がみられない部分とあるのですが、

そこから、さらに原因分析していく。

 

常に刺激に対する反応を捉えていきながら、

評価-介入-再評価を繰返していく。

 

去年の研修テーマは「刺激に対する反応を捉える」でしたが、

 

今年は「専門性を高める」というテーマを加えて、

嚥下、発音などの際の口腔器官を皆さんと一緒に考えていきます。

 

まずは4月に東京に行くことになりましたので、

東京から始めていきます。

 

熱い想いを持つ方々とお会いできるのを楽しみにしております。

 

 

 

 奥住啓祐

 

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