~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

STセミナー募集開始

 

こんにちは言語聴覚士の奥住啓祐です。

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先日募集を開始したS-Rタッチセミナーですが、大牟田も浜松も定員まであと僅かだそうです。(もしかしたらキャンセル待ちになっているかも)

 

浜松会場はすぐに定員となり、少し定員枠を増やしましたがもうすぐ埋まりそう。

 

薬院で開催予定の助産師さんとのコラボセミナーも募集開始3時間程でキャンセル待ちとなり、急遽同じ内容の研修を別日に追加しましたが、そちらも2日かからず現在キャンセル待ちとなっています(*_*; ハヤイ

 

なんと大牟田の研修に九州外から申し込みがあったり、浜松の研修に関西や東北地方からの申し込みがあるなどとても驚いています。

 

今年からスタートしたS-Rタッチ

今回は半分以上は小児に関わっている専門職の方に申し込みいただいています。

皆さんのタッチがどんどん進化していくのを楽しみにしています♪

ameblo.jp

 

 

さてSTセミナーも受付を開始していきます。

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まずは東京名古屋の募集からスタートします♪

 

早いもので今年でSTセミナーも6年目。

これまで多くの言語聴覚士の方にご参加頂きました。

 

去年から内容を大きく変更しまして、

引き続き今年も臨床における原因分析について内容を深めつつ

実技では皆さんが臨床で行っている「触れる」という事の質を高めていきます。

2日間の研修が終わった頃には研修前とは全然違うタッチになっていると思います。

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さて、摂食嚥下障害や構音障害に対するリハビリテーションでは、

頭頸部が受ける「全身からの影響」も考慮しながら評価及び訓練を行う必要がある事の研究を続けてきました。

学校で学んだ解剖学だけでは上記知識は得られず、

言語聴覚士が身体全体から摂食嚥下障害や構音障害を捉え、

PTやOTと協力しながらリハビリテーションを行う事が重要であり、

SEO財団の「言語聴覚士向けの研修」ではその知識と技術を習得して頂きます。

 

 多くの方が日々の訓練の仕方について疑問に持ち、

 試行錯誤しながら悩んでいます。

 

○過去5年間のセミナー開催を通して分かった、

   経験年数に関係なく、多くのSTが抱える悩み

・構音障害患者に対して教科書的な訓練を行ってきたが、手応えをあまり感じにくい状態だった。(9年目ST)

・「声がかすれるから声を出す練習」「呂律不良感があるから発音の練習」だけでよいのか悩んでいた。(13年目ST)

・頭頸部の筋力トレーニングや頸部のストレッチ等の局所的なアプローチでは効果が感じられにくい。 (6年目ST)

・頸部が伸展していたり、筋肉が固い方に対して、頭頸部に対するストレッチや指圧だけで限界を感じていた。(3年目) 


             「セミナー受講後の声」

・介入の効果が短時間で出た事に驚いた。胸より上だけでなく少しは体全体が見られるようになった。(13年目)

・体全体をみて、訓練前のコンディショニングに目を向けるようになった。(5年目)

・様々な部位から「発声、口腔器官の動きやすさ」まで影響を受ける事を実感でき、驚いた。(6年目)

・アプローチの効果を自分の体で感じながら、「考え方」の練習をいっぱいできたことで、評価していく視点が明確になった。(6年目)

セミナーが始まり、一瞬で自分の声が変わった事に驚いた。自分の中に無かった新しい考え方やアプローチの仕方ばかりで、初日はパンクしそうだったが、2日目の受講が終わる頃には、自然と自分の中で府に落とす事ができた。(3年目)

 

 

   何を学べば良いのか
 ここ数年、言語聴覚士向けの技術セミナーも増えてきましたが、上記の様な悩みを抱える方に今必要なのは手技だけではなく、「評価の考え方」です。

      

 ここで言う「評価」とは、普段皆さんが行っている、AMSDや嚥下機能評価において、

 何かしらの機能低下が認められた場合、その原因を掘り下げ、分析していく事ができる専門的スキルを指します。


 要するに「ムセ」の原因、「嗄声や呂律不良感、舌の機能低下」の原因など、現象が起こっている原因の評価をするための基本的な考え方を学ぶ事が重要になります。

st-keisuke.hatenadiary.jp


 手技を覚える事も大切ですが、前提となる基本的な考え方(評価)が抜けていると、望む結果が得られなかった場合に思考が中断してしまい、他の手技を探し続ける事になります。

 

そして次に大切なので、相手の反応を引き出す「タッチ」です。

S-Rタッチのセミナーでもお伝えしていく事ですが、

とてもソフトなタッチで相手に触れていきながら、相手の今の得意な動きのパターン、苦手なパターンを評価していきつつ、構音や嚥下に対して上肢や下肢などからの影響がどの程度あるのかみていきます。

 

このタッチは今後応用編でお伝えしていく口腔外からの舌調整法喉頭筋の調整表情筋の調整などの土台となるものです。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

小児、高齢者関係なく応用可能な、相手の反応を引き出すタッチをぜひ習得しましょう♪

 

 

「STセミナーの内容」

(座学3時間、実技7時間)
・ 介入に繋がる評価とは ~評価-介入-再評価~

 一度の訓練時間の中で評価-介入-再評価を何回繰り返していますか?

 

・「触れる」ということ

 

・ 相手の反応を引き出す「手」を伝授

 セラピストとして一生物の手を作っていきます。

 

・ 刺激と反応

 

実技は「触れる」というシンプルな介入方法の質を高めていきつつ、

 全身へ応用していきます。

 

今回は頸部への介入、上肢への介入を中心に練習を行いつつ、

実際に参加者の発声、構音への介入も行っていきます。

 

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●評価を行うための実技を中心に行います。
ヨガマットかバスタオルをご持参下さい。


「今回の到達目標」
① 原因分析の考え方を、AMSDの結果を 掘り下げる事で説明できる。
② 上肢、下肢、体幹などに触れ、摂食嚥下機能のベースとなる呼吸機能や頭頚部の状態を評価できる。
③ 専門性を活かしたポジショニングの評価ができ、他職種に説明ができる。
④効果的なタッチを行うための考え方が理解できる。

 

 

東京会場 残り4名

日時:平成30年7月7日、8日 10:00~16:00

開催地:秋葉原駅近く

 

名古屋会場 キャンセル待ち

日時:平成30年8月25日、26日 10:00~16:00

開催地:久屋大通り周辺

 

 

その他、大阪、沖縄も開催を予定しています。

また募集を開始する時は告知します。

 

講師:奥住啓祐  言語聴覚士、介護支援専門員、認定調査員

SEO財団 保健福祉部門 健康推進課 主任

 

 国際医療福祉大学を卒業後、回復期、生活期(デイサービス、訪問)など経験し、現在はSEO財団で医療・介護分野の調査研究、研修などで活躍中。

研修等実績

言語聴覚士のためのSTセミナー(2012年より全国で開催)

・STセミナー受講者のためのスキルアップ研修

・自律神経を整えるレゾナントセラピー

・口腔外からの舌調整法を応用した瞬間発音調整

・小児歯科をされている歯科医院のための発音、嚥下の評価、介入について

社会福祉法人の職員むけ研修(嚥下、失語、記憶)

・九州中央病院スマイルネットワーク 在宅での摂食嚥下障害への対応

パーキンソン病家族会 パーキンソン病と嚥下障害

 

 

参加費:32,400円(税込み)

  去年STセミナーに参加された方は27,000円(税込み)

 

対象:言語聴覚士(その他の職種の方はご相談ください)

定員:先着10名 
過去、経験年数1年目~17年目までの言語聴覚士の方に参加頂いています。

 

(申込み先)          
① 名前 ②職種と施設名 ③経験年数
④当日連絡が取れる電話番号
を記入の上、

タイトルに「会場名」(福岡会場など)を記載し

seo.stseminar@gmail.com   

までご連絡ください。

 

今年はSTセミナー以外での講師活動も多数予定しているため

各地域でSTセミナーの開催は一度のみの予定です。

地域によっては数年後の開催となる可能性もあります。

ぜひこの機会に御受講ください。

 

また実技を中心に行うため定員10名と少なく設定しています。

お早めに申込みされることをお勧めいたします。

 

 

奥住啓祐

 

 

☆どのセミナーを受講するか悩んでいるSTさんは、

 こちらの記事も合わせてどうぞ。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

 

 

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