(告知)STセミナーIN札幌、仙台
バリ島での結婚式、そして日本での披露宴が終わりやっと落ち着きを取り戻してきました。
(バリ島、森の中でランチ♬)
バリ島での写真も少しずつ公開していけたらと思います。
さて今年の後半はSTセミナーの講師として名古屋、札幌、仙台と飛び回ります。
全国の熱いSTさんにお会いできるのが楽しみです。
今年最初にSTセミナーを開催した福岡では
毎月、STセミナー受講者が集まりスキルアップ研修が行われてるんです。
前回は実際に声がかすれてしまったSTさんに対する評価-介入を通して、
改めて目の前で、私自身の介入を体感して頂きましたね。
座位や立位で筋、骨やバランスなどにアプローチしていき、
その場で変化を体感し、
みんなで「おおおー言い声になったねー」と
日頃のセミナー以上に少人数で、毎回レベルアップしていくのを感じており、
私自身とても研修が楽しいです。
前回は長崎からも参加頂き、また臨床での嬉しい報告をいただきました。
皆さんもどんどん臨床が楽しくなってますね。
様々な県から福岡まで、STさんたちに集まって頂くのを見ていると、
私も毎月のように東京などへ勉強しに飛びまわっていたのを思い出します。
(今も変わらず飛びまわってますが)
そうそう、今年のSTセミナーから難しい実技を導入したのですが、
セミナーで体感されたSTさんはいかがでしたでしょう。
受講後に「これは絶対に習得したい!」と思って頂いたSTさんはぜひ、
受講後もどんどん会いにきてください。
難しい内容なので、当初はスキルアップ研修などを通して一年後に習得できたセラピストが増えたらいいなと思っていました。
ところが、一回のSTセミナーを受講して出来るようになる方もいましたし、
一回では習得が難しくても1,2回のスキルアップ研修に参加する内に出来るようになる方もおり、これは当初の予想を遙かに上回る早さです。
なにより、そうやってSTさんがスキルアップする事で起こる、臨床での嬉しい変化の報告を聞くのが楽しいです。
スキルアップ研修に継続して参加しているSTさんからの最近の報告で、
「徒手的に介入を行っている時に筋が緩んでいく感覚が分かるようになった」という報告を頂きました。
これを聞いた時は「おおおおー!」と驚きと喜びでいっぱいでした。
どんどん体の感覚、手の感覚が良くなっていますね!
そんな言語聴覚士さんがどんどん増えたらいいなと思います。
さて次の会場は名古屋
そして初開催となる札幌と仙台で
言語聴覚士のための
「STセミナー」開催いたします。
皆さんにお会いできるのを今から楽しみにしています!
今年でSTセミナーも5年目。
これまで多くの言語聴覚士の方にご参加頂きながら
毎年講義の内容も実技の内容もバージョンアップしています。
特に今年は臨床における原因分析について内容を深めつつ
実技では「刺激に対する反応」をテーマにシンプルですが難易度の高いものを多く練習していくます。
実際に講師が臨床で行っているアプローチもどんどん紹介していきます。
摂食嚥下障害や構音障害に対するリハビリテーションでは、
頭頸部が受ける「全身からの影響」も考慮しながら評価及び訓練を行う必要がある事の研究を続けてきました。
学校で学んだ解剖学だけでは上記知識は得られず、
言語聴覚士が身体全体から摂食嚥下障害や構音障害を捉え、
PTやOTと協力しながらリハビリテーションを行う事が重要であり、
SEO財団の「言語聴覚士向けの研修」で、その知識と技術を習得して頂きます。
多くの方が日々の訓練の仕方について疑問に持ち、 試行錯誤しながら悩んでいます。
○過去4年間のセミナー開催を通して分かった、経験年数に関係なく、多くのSTが抱える悩み ・構音障害患者に対して教科書的な訓練を行ってきたが、手応えをあまり感じにくい状態だった。(9年目ST) ・「声がかすれるから声を出す練習」「呂律不良感があるから発音の練習」だけでよいのか悩んでいた。(13年目ST) ・頭頸部の筋力トレーニングや頸部のストレッチ等の局所的なアプローチでは効果が感じられにくい。 (6年目ST) ・頸部が伸展していたり、筋肉が固い方に対して、頭頸部に対するストレッチや指圧だけで限界を感じていた。(3年目) 「セミナー受講後の声」 ・介入の効果が短時間で出た事に驚いた。胸より上だけでなく少しは体全体が見られるようになった。(13年目) ・体全体をみて、訓練前のコンディショニングに目を向けるようになった。(5年目) ・様々な部位から「発声、口腔器官の動きやすさ」まで影響を受ける事を実感でき、驚いた。(6年目) ・アプローチの効果を自分の体で感じながら、「考え方」の練習をいっぱいできたことで、評価していく視点が明確になった。(6年目) ・セミナーが始まり、一瞬で自分の声が変わった事に驚いた。自分の中に無かった新しい考え方やアプローチの仕方ばかりで、初日はパンクしそうだったが、2日目の受講が終わる頃には、自然と自分の中で府に落とす事ができた。(3年目) |
|
何を学べば良いのか
ここ数年、言語聴覚士向けの技術セミナーも増えてきましたが、上記の様な悩みを抱える方に今必要なのは手技だけではなく、「評価の考え方」です。
ここで言う「評価」とは、普段皆さんが行っている、AMSDや嚥下機能評価において、
何かしらの機能低下が認められた場合、その原因を掘り下げ、分析していく事ができる専門的スキルを指します。
要するに「ムセ」の原因、「嗄声や呂律不良感、舌の機能低下」の原因など、現象が起こっている原因の評価をするための基本的な考え方を学ぶ事が重要になります。
手技を覚える事も大切ですが、前提となる基本的な 考え方(評価)が抜けていると、望む結果が得られなかった場合に思考が中断してしまい、他の手技を探し 続ける事になります。
「STセミナーの内容」
(座学3時間、実技7時間)
・なぜSTが全身をみる必要があるのかを知る
・実際に頸部、骨盤、下肢などに介入し、検証していく
・触診、視診する為に必要な知識と技術を習得していく
・学んだ事を統合し、嚥下や構音へ応用する 方法を習得していく
●評価を行うための実技を中心に行います。
ヨガマットかバスタオルをご持参下さい。
「今回の到達目標」
① 原因分析の考え方を、AMSDの結果を 掘り下げる事で説明できる。
② 上肢、下肢、体幹などに触れ、摂食嚥下機能のベースとなる呼吸機能や頭頚部の状態を評価できる。
③ 専門性を活かしたポジショニングの評価ができ、他職種に説明ができる。
④効果的な触診を行うための考え方が理解できる。
札幌会場
日時:平成29年9月30日・10月1日 10:00~16:00
開催地:札幌市白石区(申込時に詳細をお知らせ致します)
仙台会場
日時:平成29年10月14日、15日 10:00~16:00
開催地:JR仙台駅周辺
講師:奥住啓祐 言語聴覚士
国際医療福祉大学卒業後、回復期病棟、外来、通所、訪問など経験。
現在SEO財団で疾病予防に関する調査研究を行いながら、デイサービスや訪問看護ステーションでの言語聴覚療法を行っている。
参加費:32000円(税込み)
対象:言語聴覚士
定員:先着12名
過去、経験年数1年目~17年目までの言語聴覚士の方に参加頂いています。
(申込み先)
① 名前 ②職種と施設名 ③経験年数
④当日連絡が取れる電話番号
を記入の上、
タイトルに会場名を記載し
までご連絡ください。
今年はSTセミナー以外での講師活動も多数予定しているため
各地域で何度もセミナー開催を行えるか未定となっており、
地域によっては数年後の開催となる可能性もあります。
ぜひこの機会に御受講ください。
また実技を中心に行うため定員12名と少なく設定しています。
お早めに申込みされることをお勧めいたします。
STセミナーのLINE@を作りました♫
セミナーの案内を早く知りたい方
ブログ更新情報を受け取りたい方は登録をお勧めします。
LINE@ID:@aer0053h
○紹介
私も訪問やデイサービスでの初期評価時に活用させて頂いている
荒木謙太郎先生のスクリーニングテスト「STAD」をまだご存知ない方はこちらからどうぞ!
⇒ STAD公式ホームページ - 言語障害スクリーニング STAD
言語聴覚士のブログランキングに参加してます。
画像をクリックして頂けると嬉しいです。
今年も全国で
言語聴覚士のためのSTセミナーを今年も開催予定です。
各会場の申込み受付はLINE@登録者から優先的に受け付けを行います。
(STセミナー予定)
5月20日、21日 福岡 終了
7月1日、2日 大阪 終了
9月2日、3日 愛知 残り一名
9月30日、10月1日 札幌 募集開始
10月14日、15日 仙台 募集開始
年明け予定 沖縄 受付準備中
詳細は下記の記事をご参照ください。
言語聴覚士のブログランキングに参加してます。
画像をクリックして頂けると嬉しいです。
(ST受講者の声 13年目 言語聴覚士)
私自身、疲れてくるとむせたり、飲み込みにくく舌骨上筋群の硬さが辛かったのですが、2日間のセミナーが終わる頃には、硬かった緊張も緩み、楽になりました。
臨床では以前から、〇〇が出来ないから〇〇の訓練をすることに疑問を感じていました。セミナーを受け、少しは胸から上だけでなく、体全体を見れるようになったのでは。体の事に関心がもてたのでは?PT.OTとも話ができるかな。
また効果が短時間で出たことは驚きました。人数もちょうど良く、先生が丁寧にまわって教えてくれたこと、先生のスピリチュアル的な話が聞けたことも良かったです。
(6年目 言語聴覚士)
セミナー受講前は筋を触ることに抵抗があった。PTさんと患者さんについて議論する自信がなかった。身体と声、嚥下の分析ができないことなど困っていた。
今回、まず「考え方」の練習をいっぱい出来たことで、評価していく視点が明確になった。また効果を”自分の体”で実感出来たことは期待以上でした。
[ 9年目ST]
構音障害のある方に対して、教科書的な訓練を行っていましたが、良くなりきらない方が多く、あまり手応えを感じにくい状態でした。
今回のセミナーは自身の考え方ががらりとかわる内容でした。すぐにでも臨床に試したい内容で明日からの仕事が楽しみになりました。
自分自身の声や姿勢が変わった事、自身の腹部を意識できた事、もっと体の動きや変化に意識を向けなければならないこと、視点が変われば様々なアプローチがあることなどの事を実感できました。
奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルスⅡ
○過去開催したセミナー
・言語聴覚士のためのSTセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
・理学療法士のための「刺激に対する反応」セミナー
・社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症)
・デイサービスの職員向け研修(サービスの質向上のためには)
・訪問看護ステーションの職員向け研修 (摂食嚥下障害)
・訪問STについて
・疾病予防について
・自律神経の見える化の意義
・自律神経のセルフケア
・自律神経調整法について
・パーキンソン病と摂食嚥下障害