~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

『PTさんむけセミナー』という初の試み→最高のエネルギー循環

言語聴覚士の奥住啓祐です。

  

STセミナーの愛知県会場は今週末にLINE@先行受付を開始する予定です。すでに数名の方からご連絡いただいているため、

早めに定員に達する可能性があります。


来週の福岡会場の詳細は以下よりご確認ください。

あと1人は参加できそうです♬

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

 

いろんな変化を感じているこの頃

この先2つの時代の橋渡しをしていくなかでふと自分の役割の1つが見えてきました。

 

それは「得たものを手放して循環させていくこと」

 

 

ということで早速

昨夜は初の試みという事で

理学療法士さんに集まって頂き勉強会を行いました♬

 

遠くは北九州からわざわざ参加して頂き、大変嬉しく思います。

 

今回のテーマはいつも私が話している

摂食嚥下でも

失語でも

自律神経でもなく

 

もっと抽象度の高い

「刺激に対する反応」としました。

 

このテーマで集まってくれたマニアックな方々と実技を中心にあっという間の3時間!

 

事前に「刺激に対する反応」というテーマで連想した事をそれぞれパワーポイントのスライド1枚〜3枚にまとめてきてもらったので

 

まずは発表してもらおうと思ったら

 

「リハビリの徒手的介入時に筋緊張が変化していく感覚が触っていてわからない」という参加者からの悩みを話してくれたので、

 

それに応えていく形で講義と実技を開始♬

 

皆さん徒手的介入時に

筋が緩む感覚や

収縮していく感覚は捉えられているでしょうか?

 

面白いことに今回は

筋緊張が高い方と、

反対に低すぎる方が参加してくれたので

 

まずはペアになって

お互いの上肢に触れた時に感じたこと

鞄を持った時の重さなどをシェアしてもらい、

 

その後、私も参加者の手に触れていき感じ方や触れた瞬間体におこった反応の違いをフィードバックしてもらうことに。

 

私がした事は

トーンが高い方と低い方それぞれ

同じように上肢に指先で軽く触れるだけ

 

すると徐々に面白い反応が現れました。

 

まず運動主体感を伴わない不思議な上肢の自動運動が2人とも誘発され、

(自分の手が勝手に挙上する感じ)

 

その後に現れる両者の体の反応は大きく異なりました。

 

トーンが低すぎる方の場合

上肢が自由に動いていく中でたるんだ筋が促通され、

徐々に必要な筋が活動しはじめ、見た目で明らかに左右差が分かるほど上肢の筋が引き締まっていきました。

 

トーンが高すぎる方の場合

徐々にアウターの緊張が緩むと共に

本来働くべき筋の探索活動がはじまり

効率良く上肢の回内外が出来るように。

 

 

同じ上肢に触れるという刺激に対して

全く異なる反応が返ってきましたが

(ほんと体っておもしろい♬)

 

筋緊張が変わっただけでなく、

筋緊張が変化した手でもう一度相手に触れた時、

触れた方も触れられた方も最初との大きな変化を感じたようです。

 

セミナーが終わるころには

相手の反応が分かるようになっただけでなく、

鞄も軽くなり

呼吸もらくになり

姿勢もかわり

歩行もかわり

発声もよくなってましたね♬

 

「触れた時に相手の体が自然と反応し

その反応をしっかり手からキャッチできる」

 

事前に参加者にスライド1枚〜3枚にまとめてもらったので、

私は1枚にまとめてみました。

f:id:keisuke0764:20170512223044j:image

 

初めて自分が1番好きなこのテーマで講義と実技をやってみて思ったのは

 

この「相手の自動運動を誘発する刺激」を

STさんに出来るようになって欲しいということ。

 

なぜなら車椅子上で全身介入出来る上に

 

安静時の介入→活動場面での介入

というステップを踏まずに

始めから動的な中でROMや筋機能の向上がはかれるからです。

 

今回初めて福岡でのSTセミナーで体感してもらおうと思います。

 

 私もこのやり方はまだまだ修業中なので、一緒にレベルアップしていきましょう!

 

 タッチの質を良くしたい方も会いにきてください(^-^)/

 

 

それでは今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 

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奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルス
 
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言語聴覚士のためのSTセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症
・デイサービスの職員向け研修 (サービスの質向上のためには)
訪問看護ステーションの職員向け研修(摂食嚥下障害)
・訪問STについて
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・自律神経の見える化の意義
・自律神経調整法について
パーキンソン病と摂食嚥下障害

・刺激に対する反応〜タッチの質を高める〜