~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

進行性疾患と発話の問題

先日、STADを開発された荒木さんのメルマガでSTセミナーの事を紹介していただき感動している奥住です。

ほんとに感謝です!

 

STセミナーの福岡会場はあと2名でキャンセル待ちとなりそうです。

興味のある方はお早めに以下のリンクよりご確認ください。

 

また愛知県会場の申込みを近日中に開始する予定です。

こちらもすでに数名の方からご連絡いただいているため、

早めに定員に達する可能性があります。


福岡会場の詳細は以下よりご確認ください。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

 

 これまでブログでは原因分析について様々な視点からお話ししてきました。

ありがたい事にまだSTセミナーに参加したことない言語聴覚士さんからも、

ブログ内容から臨床での評価の考え方が変わったなど

嬉しい声が多数届いています。

 

さて例えば舌に麻痺があった場合に

舌の機能低下は麻痺以外にも様々な因子から影響を受けると話してきました。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

それでは進行性疾患ではいかがでしょう。

ある日,舌の動きが低下していたり、

これまでなかった断綴性の発話がでてきたりする事があります。

 

生じやすい症状は各疾患により様々ですが、

やはりどの様に評価をするかが重要となります。

 

ポイントの一つはバランス戦略

 

発話や嚥下面に限らず

徐々に全身性に身体機能が変化していきます。

 

もちろん舌を含めた

口腔顔面機能自体の機能低下もあるのですが、

 

上下肢や体幹の機能低下に伴い、

座位や立位姿勢をこれまでのように保つのが難しくなり、

新たな戦略で姿勢保持するようになってきます。

 

 その戦略が呼吸、発話、嚥下面に最適かどうかは評価が必要です。

 

中には頸部前面筋、舌まで体のバランスを取るために固定されてしまう場合もあります。

それに伴い、嚥下面や発話面での変化も出現することも。

 

ある日、出現した症状の原因が

全て口腔器官の機能低下によるものかは分かりません。

(勿論、口腔器官の機能低下により、体幹や上下肢からの影響を受けやすくなっている可能性はあります。)

 

ケースによっては突然出現した嗄声や断綴性の発話が

バランス戦略の評価、介入により5分もせず症状が見られなくなることもあります。

 

バランス戦略以外の要因も多くあります。

中には低栄養が原因で本来持っている機能を発揮できていないというケースも少なからずいらっしゃるでしょう。

 

徐々に進行してはいきますが、

細かい重要な変化を見逃さず、

その先を予測しながら、

新たな変化が出現した場合も適切な評価、介入により、

その方が持っている機能を最大限引き出せるセラピストでありたいです。

 

 

 

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○セミナーなど開催情報
今年も全国で言語聴覚士のためのSTセミナーを今年も開催予定です。
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☆ 近日中に愛知県の申込みを開始いたします。
 

 
奥住啓祐
言語聴覚士 メンタルヘルス
 
○過去開催したセミナー
・STセミナー(呼吸発声編、摂食嚥下編、セラピストの体作り、頭蓋)
社会福祉法人の職員むけ研修(摂食嚥下、失語症
・デイサービスの職員向け研修 (サービスの質向上のためには)
訪問看護ステーションの職員向け研修(摂食嚥下障害)
・訪問STについて
・疾病予防について
・自律神経の見える化の意義
・自律神経調整法について
パーキンソン病と摂食嚥下障害