~口腔機能の探求~ 言語聴覚士 奥住啓祐

20歳で口蓋化構音が見つかり試行錯誤しながら克服。口腔外からの舌調整法やS-R touchを通して口腔顔面の持つ可能性を探求してます。 特技は瞬間発音調整、楽器演奏時の舌の動きの瞬間調整。

変わりゆく言葉の意味

先日、3月と5月に福岡、東京、沖縄でプロフェッショナルSTセミナー開催のお知らせしました。

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(これは沖縄で開催した時の写真)

 

するとすぐに

各地域の言語聴覚士さん数名から

参加したいとのメッセージが届き

とても嬉しく思います。

 

また詳細は後日アップします。

少人数制なので興味のある方は

お早めにご連絡ください。

 

さて今回は全くST関連ではないお話

 

 

上海の方と話しているとき

 

日本語の「大丈夫」

この言葉の使い方に悩んでいました。

 

例えばこんな時

Aさん 「ご飯お口に合いますか?」

Bさん 「はい、大丈夫です。」

 

ちなみに中国語で

「大丈夫 dà zhàngfu」は
「男らしい男」というような意味とのこと

 

日本でも本来の意味「立派な男」

から派生し、安心して任せられる

のような

めっちゃyesの意味だったようです。

 

 

しかし最近では

遠回しな否定という意味を含んだ使われ方をすることも多いので

 

Aさん 「ご飯お口に合いますか?」
Bさん 「はい、大丈夫です。」

 

のような使い方をすると

良くない印象を与える事も多いと思います。

 

まずくはない、、

ギリギリ食べれる、、

というように

 

年代によって受ける印象が変わる言葉でもあると思います。

 

ちなみに中国語で大丈夫という意味の言葉は「没问题 Méi wèntí」「没关系 méi guānxi」など他にも幾つかあるよです(^_^;)

 

例文

aさん 「对不起 duìbuqǐ」I'm sorry

bさん 「没关系Méiguānxi」No problem

 

さて今月末は愛知県で統計を学び

そして来月は中国 上海に行ってきます♬

 

 

 

 奥住啓祐
言語聴覚士メンタルヘルスII

回復期病院にて回復期病棟、外来、通所、訪問など経験後
独立し疾病予防として自費での施術を行う。
それらの経験を生かし
現在はSEO財団 健康推進課で疾病予防に関する活動、研究を行いながら、
訪問看護ステーションやデイサービスでのSTリハを行っている。

 

 また全国でセミナーや講演も実施
28年度
言語聴覚士の為のSTセミナーを
福岡、東京、愛知で計12回
社会福祉法人の職員向けセミナー3回
パーキンソン病 家族会での講演
・九州中央病院 スマイルネットワークでの講演
・中国 上海市の方に対する嚥下、疾病予防に関するセミナー

言語聴覚士のための「STセミナー」講師 奥住啓祐

福岡県で言語聴覚士をしております奥住啓祐です。

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回復期病院、生活期(デイサービス、訪問)と経験し、

現在もSTとして幅広く活動しています。

 

大学時代に自分の口蓋化構音が見つかり、そこから大変な発音の矯正を行う中で、

 

少しでも楽に話すためにどうしたらいいんだろうか?

どうやったら「楽に、自由に、効率よく」目標に向かっていけるか?

 

と追求し続けて、たくさんの方に支えられながら試行錯誤し続け、

ありがたいことに、ここ数年で呂律不良感は殆ど感じない状態まできました。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

さて、言語聴覚士協会のホームページを見てみると、STさんの活動の場が以下のように公表されていますが、今の私の活動の場はその他(1.4%)に該当します。

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またSTが関わる領域もST協会のホームページで公表されていますが、

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私が現在関わっている方は、

病気の有無に関わらず、赤ちゃんから高齢者までの幅広い方とご縁を頂いてまして、

一番小さい赤ちゃんで2カ月のお子さんをみさせて頂きました。

 

参考:言語聴覚士について | 日本言語聴覚士協会 公式サイト

 

病気の有無に関わらずと書きましたが、

明らかな病気をしていない健常者と括られる方々でも、食べること、話すことに関して困っている方は多いです。

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

例えば病気をしていない方でも

・呂律がまわりにくい(活舌が悪い)

・夕方になったら声がかすれる

・むせやすい

 

などの問題を抱えている方は多く、

50%くらいの方は非効率な舌の使い方、発音の仕方をしている印象です。

 

これは何も成人だけの問題ではなく、

赤ちゃんや子どもの時からすでに問題があり、

近年、実際に日常生活において問題として顕在化するのが早まっているそうです。

 

具体的には、

・離乳食がすすまない。

・給食が食べられない。

・発音が不明瞭。

 

などなど。

また舌の問題は後の歯並びの悪化にも影響することが分かっており、

赤ちゃんの時から口腔機能をしっかり見ていく事が大切なのです。

 

赤ちゃんから高齢者まで

どんなライフステージにおいても口腔機能の効率性を評価-介入できる専門職が関わっていけるように

 

2012年よりスタートしたSTセミナー

さらにSTとしての視点、高い技術を追求していくスキルアップ研修

そして2018年よりスタートする「食べること、話すこと」のセミナーを通して

st-keisuke.hatenadiary.jp

 

 

全国で病気の有無関わらず、

食べること、話すことでの生きにくさがなくなり、

その方らしさを発揮できるように貢献していきます。

 

奥住啓祐

 

 

 

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